摘み取る日々を育むように。

毎月赤字生活から脱却。その後の転職で収入ダウン。生活水準を思い切り下げてみたら惨めさに涙。そんな日々を乗り越え、もはやいかにお金を使わずに日々を楽しむか、という次元に辿り着いた筆者のとりとめないささやかなお話。

支出3分類&おこづかい帳式の家計管理

私の家計管理は、おこづかい帳式です。

家計管理っていうと、少しとっつきにくい感じが個人的にはするのですが、おこづかい帳っていうと一気にとっつきやすくなるのは私だけでしょうか。

 

かつての私は、出納帳とか家計簿とか使ってたんです。

だけどうまく機能させられず、だんだん記録つけるのも煩わしくなってしまい、帳面自体を買う方が勿体ないような気持ちになっていきました。

 

その次は、大学ノートに。

家計簿みたいに線を引いて買ったものを記録していったのですが、レシートの内訳をひとつひとつ記入していたらノートはあっという間になくなるし、結局自分で自分が使っている金額感などを全然把握できず断念。

レシートの合計の記録にしても、今度は何にいくら使ったのかがよく分からず、無駄使いをしているのかしていないのかがよく分からなくなり断念。

 

断念を繰り返す頃には、すでに赤字家計・ボーナス補填の道を歩んでいました。

なんとかしたいけど、お金の記録が面倒くさい!!!

子どもの頃の方が、一応おこづかい帳つけてたし、マシだった気が....。

そんなことを思っていた中で、本だったか記事だったかで支出の分け方についての情報を読みました。

 

支出を「消費」「投資」「浪費」に分ける

横山光昭さん( https://twitter.com/chokin_myfp )というFPさんの情報でした。

【SIMPLE RULE】として、支出を「消費」「投資」「浪費」に分け、それぞれを下記比率の割合にするのがよき、としているもの。

  • 消費=70%
  • 投資=25%
  • 浪費=5%

私は「これならできるかも」という軽い気持ちで、自分の月の手取り収入を100%とした際に上記3項目の予算をたてて、子どもの頃にできていたおこづかい帳式にして、ノートの1ページに1か月分の記録をとってみることにしました。

 

そしたら、このやり方が私にはマッチ!

いい感じにできて、色々な費用の見直しにも使えて、赤字家計からの脱却に非常に役立ちました!

 

ちなみに、私は「消費」「投資」「浪費」への分類については、そこまで厳密にしていないです(厳密にするのが面倒で)。

たとえば映画館で映画を観る場合、個人的に楽しむために観るなら浪費、仕事(エンタメ系の仕事なので)のために観るなら投資、とか。

 

自分にとって、生活する上で必要なものだと思えば消費、将来的なためになったり自分のスキルに繋がってたりと思えば投資、それ以外の自分の楽しみに使う場合は(私的には心が生きる上で必要なものであったとしても現状は)浪費、くらいの、気分にも左右されるくらいのざっくりさです。

 

おこづかい帳式で、「使ったお金」ではなく「予算残金」を見える化

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1か月1ページ。

ノートに線を引いて縦に3分割。

「消費」「投資」「浪費」の3項目と、その項目の月の予算金額を( )内に記入。

あとはそれぞれの項目で、左から、日にち・使用内容・使用金額・( )内金額から引いてった予算残金。

 

※ページ最上部に書いてあるのは、3項目の予算合計です。

※上記画像は、前月分残金から、各項目1万円ずつ繰り越したので上部に[くりこし]項目があります。

 

こうしていくことで、私は「今月の消費/投資/浪費項目は、あといくらまで使えるな」ってことが、直感的にわかるようになりました。

 

月始めの予算は年始にたてて、月毎に変更しない

上記やり方が自分にマッチして記録できるようになってしばらくして。

私は月毎の予算を、年始に立てることにしました。

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自分の月の手取り収入が計として、「消費」「投資」「浪費」の提唱割合に則って各項目で予算設定。

(少し前から、私は提唱割合よりも、少し投資の割合を増やしてます)

あとは固定費だったり、引き落としのやつだったりを月毎予算から引いて、月初スタートの金額を項目ごとに出しています。

 

例:月の手取り収入が20万円の場合

  • 消費予算(手取り収入の70%)=14万円
  • 投資予算(手取り収入の25%)=5万円
  • 浪費予算(手取り収入の5%)=1万円

家賃や光熱費など、生活固定費等10万円が自動引き落とし

 → 消費予算14万円ー10万円=消費予算月初スタート4万円

先取り貯蓄や自己研鑽の習い事など4万円

 → 投資予算5万円ー4万円=投資予算月初スタート1万円

1か月1ページの項目上部に記載している予算は、この月初スタート予算で記載して、月初スタートの金額から順次引き算していくイメージです。

 

あとは、その設定通りに1年12か月過ごしたとして貯蓄できる金額を出して、行けるかどうかはさておき旅行の予算とか、家電の買い替えとか、その年に予定している(願望含む)少し大きな金額のものを引いて、今年貯蓄できるだろう金額を算出しています。

一番始めの年は、貯蓄目標金額を先に設定して、そこから計算しましたが、その次の年以降は、前年のものをベースに微調整する形をとっています。

 

毎月の月初スタート予算は1年変えず、余った金額は翌月繰り越し。

ちょっと予算超えそうな金額が動きそうな月が、数か月前に分かれば、ちょっとずつ繰り越してその月に使える金額を増やしたりして、月毎に使用金額が凸凹しても、トータルで予算を超えないようにという意識ができるようになりました。

 

その年にもし昇給できたりして、1か月の手取り収入が増えたりした場合は、来年の年始の予算立てに反映してます。

手取り収入が増えたとしても、SIMPLE RULEの比率は変えない、ということがポイントです。

 

自分に合うやり方を模索する中で気付く気持ちもある

現在の私は上記やり方がマッチしているなと思っていますが、もちろん人によって向き・不向きはあると思います。

私も、今のやり方に落ち着くまでには色々迷走しました。

 

ただ、私にとってはその迷走も悪くなかったなとも思っていて。

その迷走の中で、「赤字家計をこのまま放置するのは避けたい」「自分の好きなことの中でもこれだけは譲れないから、これはちゃんと予算設けて、貯蓄も確保しながら楽しみたい」とか、そういう自分の思いに気付くことができて、それを改善できるように動けたので。

 

なので、このやり方で絶対改善する! とは言わないですが、今までに試したやり方がうまくいかず上記を試してみようかなって方の参考になったら嬉しいです。